RecentLauncher Support

LAN共有

使い方・通信仕様・セキュリティ・初期値

■ LAN共有の使い方 / 通信仕様 / セキュリティ

概要
RecentLauncher の LAN共有 は、履歴アイテムを LAN内の端末へ暗号化して共有する機能 です。
グループ内でアイテムを素早く共有したり、複数PCで同じアイテムを使えたりと便利です。
中継サーバーは使わず、PC間直接通信 で動作するため、LAN外にデータを送信せずセキュリティも安心です。
LAN共有の通信プロトコル自体は RecentLauncher 独自仕様 で、現行世代は Protocol v2 / KDF v2 です。鍵導出には PBKDF2、ペイロード暗号化には AES-GCM、認証には HMAC-SHA256 などの一般的な方式を利用しています。
利用フロー
  1. 履歴アイテムをチェック、または対象アイテムを右クリックして LAN共有... を実行します。
  2. 共有先端末を選択します。自動検出に加え、手動IP検索 / 再検索 に対応しています。
  3. 初回共有時は送信側に 6桁ペアリングコード が表示されるので、受信側へ伝えます。
  4. 受信側は承認ダイアログで 許可 / 拒否 を選びます。未操作の場合はタイムアウトで自動拒否されます。
  5. 受信成功後、データは履歴へインポートされ、送受信結果は 監査ログ に記録されます。
※ 「Protocol v2」は RecentLauncher 独自の通信仕様バージョンを指します。同様に「KDF v2」は、6桁ペアリングコードから共有鍵を作る独自の世代名です。
通信仕様
通信方式 中継サーバーを使用しないPC間直接通信(UDP + TCP)
端末検索ポート UDP 39393
データ転送ポート TCP 39394
Discovery hello をブロードキャスト送信(既定5秒間隔)。一定時間応答が無い端末はオフライン扱い(既定15秒)になります。
UDPメッセージ hello / probe_req / probe_res / offer / offer_result(JSON)
TCP取得 受信側が fetch_request(JSON 1行)を送信し、送信側は RLS1 + Int64 length + 暗号化ペイロード を返却します。
hello は端末生存通知、probe_req / probe_res は手動IP探索、offer は共有オファー通知、offer_result は accepted / rejected / completed / error などの結果通知に使われます。
暗号化 / 認証 / 改ざん検知
ペイロード暗号化 AES-GCM(32byte鍵 / nonce 12byte / tag 16byte)
署名 offer / offer_result / fetch_request は HMAC-SHA256 署名
共有鍵生成 KDF v2: PBKDF2-SHA256 600,000 iterations(現行)
KDF v1: 旧式 SHA256 1回(互換用)
鍵保護 保存時は DPAPI(CurrentUser) で保護して Base64 化します。
リプレイ対策 fetchToken の必須照合、fetch_request の時刻検証(過去3分超 / 未来1分超を拒否)、読み取りタイムアウト(10秒)
受信ポリシー 非暗号化オファーは拒否します(encryption_required)。
信頼済みかつ鍵保持相手は署名必須です。
信頼済み端末の自動受信は設定で ON/OFF できます(既定ON)。
共有データの形式
共有データ本体(ペイロード)はデータ圧縮されて送受信されます。
互換性と移行
protocolVersion が未設定または不正値の場合は v1 扱いになります。送信側は相手の Protocol に応じて KDF v1 / v2 を切り替えます。
また、kdfVersion が無い旧オファーは v1 → v2 の順で互換判定します。
旧KDF鍵を保存済みの端末は、アプリ更新後に 再ペアリングが必要になる場合があります
プライバシーと運用上の注意
オファーのメタ情報(端末名、件数、サイズ、概要など)は暗号化されません。
共有データ本体そのものは暗号化されますが、「何かを送ろうとしていること」や概要レベルの情報はネットワーク上で見える前提で考えてください。
  • ブロードキャスト検出は通常ルーター越えしません。基本は 同一セグメント前提 です。
  • 手動IP指定なら、ルーティング / ACL / Firewall が許せば隣接セグメントにも到達できる場合があります。
  • 各種セキュリティ対策は行っていますが、高機密用途ではネットワーク分離・FW制限・自動受信OFF を推奨します。
  • 企業環境では EDR やパーソナルファイアウォールのポリシーにより通信が遮断される場合があります。
受信ファイルパスが別PC由来の場合、履歴表示に「参照専用」が付くことがあります。 これは他PC上のパスをそのまま使えないためで、仕様となります。

■ LAN共有の初期値

有効 / 無効初期は 無効
表示名初期はホスト名(マシン名)
Discovery UDP Port39393
Transfer TCP Port39394
探索間隔5秒
ピア有効期限15秒
受信確認タイムアウト30秒
最大件数 / 共有50件
最大容量 / 共有100MB
信頼済み端末の自動受信有効
ログ保持日数90日
ログ保持件数3000件