操作ガイド
このページでは Phantis の使い方、Tipsを紹介しています。
まずは 1. クイックスタート を見て、その後に必要な項目を参照してみてください。
1. クイックスタート(最短5ステップ)
- Ctrl+O でファイルを開く(ドラッグ&ドロップでも可)
- 検索欄に語句(※論理クエリ等は3.を参照)を入れて Enter / F3 で次を検索
- Ctrl+G で行ジャンプ、 Ctrl+Shift+G で時刻ジャンプ
- Ctrl+H で HEX、CSV ボタンで表示方法切り替え、折り返しボタンで表示を調整
- ログ監視は tail ボタン、一覧抽出は Grep パネル(Ctrl+F2)を使う
2. ファイルを開く(対応形式・仕様)
| 通常ファイル | テキスト・ログ・CSV/TSV・ソースコード・バイナリなどを開けます。開いたファイルの構造を自動判定して適切な表示に切り替わります。 |
|---|---|
| 圧縮ファイル | .gz / .tgz / .zip をそのまま開けます。アーカイブ内に複数エントリがある場合は選択ダイアログが表示されます。 |
| 文字コード | 自動判定(BOM/バイト検証/統計判定)を行い、適切な文字コードで表示します。もし自動判定がうまくいかない場合は手動で切り替えしてみてください。 |
| 新しいウィンドウで開く | Ctrl+Shift+N で新規ウィンドウを開けます。設定有効時は Shift+ドラッグ&ドロップ でも新規ウィンドウで開きます。 |
3. 検索(通常・正規表現・論理クエリ)
| 次/前検索 | F3 で次、Shift+F3 で前。検索欄で Enter でも次検索できます。 |
|---|---|
| 正規表現 | 検索欄の .* を ON にすると正規表現検索になります。正規表現 ON 時は論理演算子は解釈せず、入力文字列をそのまま式として扱います。 |
| AI補助 | 検索欄/詳細検索の AI メニューから「パターン生成」「正規表現説明」を実行できます。自然言語を使用して検索条件を作成可能です。 |
| 詳細検索 | Ctrl+F で詳細検索ダイアログを開きます。通常検索、正規表現、NOT除外、範囲指定、全件ブックマーク、プリセット保存をまとめて扱えます。 |
| 大文字小文字 | 検索欄の通常検索は 大文字小文字を区別しません(必要なら正規表現で明示してください)。 |
| 件数表示 | 一致件数はバックグラウンドで計算され、ステータスに 現在位置 / 総件数 が表示されます。 |
論理クエリ仕様(検索欄)
| 空白 | AND として解釈(例: error timeout) |
|---|---|
| OR | OR または |(例: error OR warning) |
| NOT | NOT term または -term(例: error -debug) |
| フレーズ | ダブルクォートで囲む(例: "connection refused") |
| 優先順位 | NOT > AND > OR(例: error OR warning AND debug は error OR (warning AND debug)) |
| NOT単体 | NOT error / -error も有効です(error を含まない行が対象) |
4. 範囲検索(Start/End 抽出)
- Ctrl+Shift+F で範囲検索ダイアログを開きます。
- 開始パターンに一致した行から、終了パターンまでを抽出して Grep パネルへ表示します。
- 検索欄の .* が ON のときは、開始/終了パターンも正規表現として評価します。
- 範囲抽出後の結果は本文ジャンプ、コピー、保存に利用できます。ログの「開始イベント〜終了イベント」をまとめて確認したい場合に便利です。
5. フィルタパネル(一覧抽出)
| フィルタパネルの開き方 | Ctrl+F2(既定)またはツールバーのフィルタパネルボタンで表示します。 |
|---|---|
| 検索条件 | パネル内の .* で正規表現、Aa で大文字小文字区別を切り替えます。 |
| AI変換 | AI メニューから自然言語の条件を正規表現へ変換できます。変換中は進捗表示され、完了後すぐ実行できます。 |
| 結果操作 | 検索結果をダブルクリック/Enter で本文ジャンプ。その他操作機能としてコピー、TXT/CSV エクスポートに対応します。 |
| 結果の番号 | 結果一覧では行番号に加えて、結果内での何件目かを確認できます。大量ヒット時に「今どの結果を見ているか」を把握しやすくなります。 |
| 運用補助 | NOT除外、全件ブックマーク、プリセット保存/呼び出しに対応。よく使う抽出条件をすぐ再利用できます。 |
| 進捗 | 大きいファイルでは進捗とヒット件数を表示します。 |
行パターン集計
ファイル全体、または選択範囲をスキャンして、指定したパターンに一致した値ごとの出現件数を集計する機能です。 ログレベル別の件数、ユーザー別の出現回数、ステータス別の件数などを、表形式で素早く確認できます。
例えば、次のようなアクセスログがあるとします。
2024-01-15 10:00:01 INFO [Auth] user=alice action=login result=OK
2024-01-15 10:00:02 ERROR [DB] user=bob action=query result=timeout
2024-01-15 10:00:03 WARN [Auth] user=carol action=login result=OK
2024-01-15 10:00:04 ERROR [Auth] user=alice action=login result=failed
2024-01-15 10:00:05 INFO [DB] user=bob action=query result=OK
2024-01-15 10:00:06 ERROR [DB] user=carol action=query result=timeout
2024-01-15 10:00:07 INFO [Auth] user=alice action=logout result=OK
2024-01-15 10:00:08 ERROR [DB] user=alice action=query result=timeout
| グループなし |
ERROR.*timeout のようにキャプチャグループを使わない場合は、マッチした文字列全体で集計します。この例では ERROR [DB] user=bob action=query result=timeout、
ERROR [DB] user=carol action=query result=timeout、
ERROR [DB] user=alice action=query result=timeout のように値が分かれます。
行ごとの差分まで含めて集計したい場合には便利ですが、ログ中の特定フィールドを数えたい場合は値が細かく分かれがちです。
|
|---|---|
| グループあり |
(ERROR|WARN|INFO) のように (...) を使うと、グループ1の値だけを切り出して集計します。この例では INFO=3、ERROR=4、WARN=1 のように、ログレベル別の出現数が一発で分かります。
|
| フィールド別集計 |
user=(\w+) ならユーザー名だけを抽出し、alice=4、bob=2、carol=2 のように集計できます。result=(\w+) なら OK=4、timeout=3、failed=1 のように結果ステータス別の件数を確認できます。
|
| 絞り込み連携 |
集計結果をダブルクリックすると、その値にマッチした行だけをフィルタパネルへ送れます。
例えば「最も多いエラーユーザーの行だけを見る」「timeout の行だけ一覧化する」といった調査を、集計結果から直感的に始められます。
|
実用的には、user=(\w+) でユーザー別アクセス数、
\[(\w+)\] でモジュール別件数、
result=(\w+) で結果ステータス別件数、
(ERROR|WARN|INFO) でログレベル別件数を確認する使い方が典型的です。
正規表現グループ抽出
正規表現のキャプチャグループだけを抜き出して一覧化する機能です。
例えば user=(\w+) ならユーザー名だけ、id=(\d+) ならIDだけを抽出できます。
行パターン集計が「値ごとの件数を見る」機能なのに対して、正規表現グループ抽出は「抽出した値の一覧を確認・コピー・エクスポートする」用途に向いています。
6. ジャンプ機能
| 行ジャンプ | Ctrl+G。指定行へ移動します。 |
|---|---|
| タイムスタンプジャンプ | Ctrl+Shift+G。日時文字列に近い位置へ移動します。 |
| オフセットジャンプ | Ctrl+Shift+O。HEX表示中にバイトオフセット(指定アドレス)へ移動します。 |
| AI回答からジャンプ | AI 質問パネルでは、回答内の行番号へ直接ジャンプできます。 |
| ナビゲーション履歴 | Alt+← / Alt+→ で、ジャンプ前後の位置を戻る/進むできます。検索結果、行ジャンプ、構造ナビ、AI回答からの移動を行き来したいときに便利です。 |
7. 表示モード(Text / HEX / CSV / Wrap ほか)
| テキスト表示 | テキストファイル向けの表示です。行番号・ルーラー・フッター表示が可能。 |
|---|---|
| HEX表示 | Ctrl+H。16進表示で確認できます。16/32バイト行切替、HEXパターン検索(例: 48 65 6C 6C 6F)に対応。構造ビューではテンプレート切替(Auto Detect/手動)と Reload 再解析が可能です。 |
| CSV/TSVカラム表示 | CSVボタンで切替。区切り(カンマ/タブ)を自動判定し、Excelライクな列ヘッダ(A, B, C...)とセル選択ができます。列名の右クリックで列フィルタと簡易集計ダイアログが使えます。 |
| 折り返し | 折り返しなし / ウィンドウ幅 / 指定列数(既定ショートカット: Ctrl+Shift+W)。 |
| 制御文字表示 | 改行・タブ・スペース等の不可視文字を可視化できます。 |
| ミニマップ | 右側に全体マップを表示し、長いファイルの位置把握をしやすくします。 |
| スクロールバーマーカー | ブックマーク、検索/フィルタ結果、ログレベルルールの位置がスクロールバー上に表示されます。巨大ファイルでヒット位置やエラー位置の偏りを確認する目印になります。 |
| 折りたたみ | JSON / JSONL / XML / HTML 系を対象に階層構造を視覚化します。(折りたたみも可能) |
| 構造ナビゲーター | JSON / JSONL / XML / HTML の階層構造をツリー表示します。 表示件数の上限: 200,000件。それを超えるファイルでは超過分が省略され、ステータス行に「(一部省略)」と表示されます。 折りたたみ機能が OFF の場合はファイルを直接スキャンするため、初回表示が遅くなる場合があります。 関数一覧モードではキーワード絞り込み、種別チップ(Fn/Type等)、A-Zソート切り替えが利用できます。 |
| HEX構造ビュー | バイナリ構造をツリー表示し、クリックで該当オフセットへジャンプできます。選択ノードは親子関係を含めて HEX 側へ色付きオーバーレイ表示されます。 |
| ピン行固定 | 任意の行を画面上部に固定できます。ヘッダー行、注目中のエラー行、比較の基準行を表示したまま、周辺だけをスクロールできます。解除はコンテキストメニューまたはピン行クリックで行います。 |
| 列ガイドライン | ルーラー部分をドラッグして縦線ガイドを配置できます。固定桁ログやCSVをテキスト表示で見ているとき、桁位置を追いやすくなります。色や位置は設定で管理できます。 |
8. 選択・コピー・ブックマーク
| 行単位選択 | 行番号エリアをクリック/ドラッグすると、行全体を選択できます。ログの数行をそのままコピーしたい場合に便利です。 |
|---|---|
| 矩形選択 | Ctrl を押しながらドラッグすると、矩形範囲を選択できます。固定幅ログや一部列だけを抜き出したいときに使えます。折り返し表示中は通常選択にフォールバックします。 |
| コピー | 選択範囲のコピー、行番号付きコピーに対応。巨大なデータをコピーしようとすると警告が表示されます。 |
| 追加コピー | 選択行を既存のクリップボード内容へ追記できます。離れた場所のログを少しずつ集めて、問い合わせ文やメモへまとめるときに便利です。 |
| 変換してコピー | 選択テキストを右クリック → 「変換してコピー」で変換しながらクリップボードへコピーできます。 Base64エンコード / デコード、URLエンコード / デコード、HEXエンコード / デコード、大文字 / 小文字変換、SHA-256 / MD5ハッシュ計算、Unix時刻→日時変換に対応しています。 ログ内のBase64トークン・URLパラメータ・タイムスタンプをその場で確認できます。スクリプトの transform() と同じ変換をGUIで手軽に行える機能です。 |
| ブックマーク | Ctrl+Shift+B で現在行トグル、F2 で次へ移動。コメント付き保存・一覧表示に対応。 ブックマークはセッションデータとして永続化されます。 |
| 外部エディタ | Ctrl+E で外部エディタを開けます。Phantis 自体はビューアのため編集機能はありませんが、 編集が必要な時には外部エディタと連携することが可能です。行/列引数テンプレートに対応しています。 |
| ファイル情報 | Alt+Enter でファイル情報を開き、MD5/SHA-1/SHA-256/SHA-512 の個別コピーが可能です。 |
| 同期スクロール | ウィンドウメニューの同期スクロールで、複数ウィンドウを同じ行位置で追従させて比較できます。 |
9. 解析補助(色分け・長大行・文字コード異常)
- Ctrl+Shift+H で色分けルールを追加できます(追加時に グローバル / ファイル単位 を選択可能)。
- ファイル単位色分けは「ツール → ファイル単位色分け」から一覧編集できます。
- ログレベルルール(ERROR/WARN/INFO 等)や拡張子プリセットを設定で管理できます。
- AIハイライトルール生成に対応し、自然言語から色分けルールを作成できます。
- 長大行検出と文字コード異常検出ダイアログから、問題箇所へ直接ジャンプできます。
10. tail モード(ログ追従)
| 開始/停止 | tail ボタンで切り替え。開始時は末尾へ移動し、追記監視を開始します。 |
|---|---|
| 手動スクロール時 | tail モードON中に手動スクロールすると tail は一時停止します(意図しない追従を防止)。 |
| 新着行ハイライト | tail 開始以降に増えた行を色付けします。(設定でON/OFFと色変更可能) |
| 一時停止中の運用 | 一時停止中の新着件数表示、元位置へ戻る操作に対応しています。 |
| 監視パターン | 一致時の自動ブックマーク、tail 自動停止を設定できます(正規表現対応)。 |
11. セッション・履歴の仕様
| 保存内容 | スクロール位置、概算行、検索文字列、ファイル別色分け、文字コードなど(ファイルごとのセッション)を保存します。 |
|---|---|
| 復元 | 同じファイルを再度開くと、セッション情報を復元します。 |
| セッション初期化 | 「セッション初期化」でスクロール/文字コード/ブックマーク/履歴を選択してクリアできます。 |
12. 設定でできること
- 一般: フォント、外部エディタ、UI表示言語、データエクスポート/インポート、タスクトレイ常駐設定など
- 表示: ヘッダー/ルーラー/フッター、行番号、制御文字、テーマ
- 色分け: ログレベルルール、手動ハイライト、拡張子プリセット
- tail: 手動スクロール時の一時停止、新着行ハイライト
- 詳細: 行インデックス間隔、コピー上限、HEXバッファ、スクロール量、スクリプトタイムアウトなど
- ツールバー: ボタン表示/非表示、並び替え、セパレーター、プレビュー
- フッター: 行番号、列番号、文字情報、オフセット、選択範囲などの表示項目
- 列ガイド: ガイド位置と色
- AI: 有効/無効、プロバイダー、URL、APIキー、モデル、タイムアウト、接続テスト
- ショートカットキー: 各ショートカットのカスタマイズ
- 更新通知: 起動時の自動確認ON/OFF、手動確認
| 一般 | UI表示言語の切り替え(再起動で反映)、 フォント変更(等幅フォントのみ※)、 外部エディタの実行ファイル・引数テンプレート(プリセット)、 ファイル変更監視、 最近使ったファイルの最大件数、 Shift+ドロップで新規ウィンドウ起動、 viモード初期設定、 タスクトレイ常駐のON/OFF・閉じるボタンの挙動設定、 セッション保存ON/OFF、 起動時の更新自動確認ON/OFF(手動確認はヘルプメニュー)、 ブックマーク容量警告、 設定/ブックマーク/色分けのエクスポート・インポート、 ユーザーデータ/言語/スクリプトフォルダを開く、 孤立セッション情報のクリーンアップができます。 ※フォント変更機能はプロポーショナルフォントに対応していません。等幅フォントのみ指定可能です。 |
|---|---|
| 表示 | テーマ(内蔵プリセット / カスタムテーマ編集 / JSONテーマ読込)、 ヘッダー・ルーラー・フッター・行番号の表示切替、 制御文字表示(全体ON/OFF + LF/CR/TAB/空白の個別表示)、 タブ幅(1〜16)を設定できます。 |
| 色分け | ログレベルルールでは、 有効/無効、パターン、正規表現、行全体適用、前景色/背景色を編集できます。 手動ハイライトでは、キーワード、正規表現、大小文字区別、色を編集できます。 手動ハイライトは グローバル色分け(全ファイル共通)と ファイル単位色分け(現在ファイルのみ適用)を使い分けできます。 拡張子プリセットでは、拡張子ごとに色分けルールを保存し、 自動適用のON/OFF、拡張子の追加/削除/初期化ができます。 |
| tail |
手動スクロール時にtailを一時停止する設定、
新着行ハイライトのON/OFF、
新着行ハイライト色の設定ができます。 ※ローカルドライブの場合はFileSystemWatcherを用いて更新をリアルタイム追従します。 ファイルがネットワークドライブ(NFS/CIFS等)にある場合は、定期ポーリングで更新に追従します。 |
| 詳細 | パフォーマンス系(最大行バイト数、折り返しキャッシュ、行インデックス間隔、HEX検索バッファ)、 表示系(行番号領域幅、HEX初期バイト数16/32、ミニマップ幅、キャレット点滅、CSV偶数行色)、 コピー系(最大コピー行数、長大行しきい値、長大行ハイライト文字数/色)、 スクロール系(ホイール行数、スクロールバー小/ページ移動量)、 検索ハイライト色、 スクリプト実行タイムアウトを調整できます。 |
| ツールバー | メインツールバーに表示する項目を選択できます。 ボタンの表示/非表示、順序変更、セパレーター追加/削除、デフォルト復元に対応しています。 検索バー、次を検索、行ジャンプ、フィルタパネル、ブックマーク、構造ナビ、AI、HEX、tail、外部エディタなどを、作業スタイルに合わせて配置できます。 |
| フッター | フッターへ表示する項目を選択できます。 行番号/総行数、列番号、文字情報、オフセット、選択範囲、ファイルサイズ、エンコーディング、改行コードなどを並び替えできます。 1行内の選択文字数など、調査時に見たい情報を必要な分だけ表示できます。 |
| 列ガイド | ルーラーに表示する列ガイドの列位置と色を設定できます。 固定長データ、桁位置が意味を持つログ、CSVをテキスト表示している場合の目印として使えます。 |
| ショートカットキー | すべてのショートカット一覧を確認し、 行をダブルクリックして新しいキー入力を割り当てできます。 既定値から変更した項目は強調表示され、 「すべてリセット」で既定キーへ戻せます。 |
| AI |
AI機能の有効/無効、プロバイダー選択、接続先URL、APIキー、モデル、タイムアウトを設定できます。 注意: AIの回答はハルシネーションも考慮し、あくまで補助情報とお考えください OpenRouterのFreeモデル等は送信内容が学習データとして使用される可能性があります。機密情報などを扱うときはAI機能をOFFにするか、ローカルのLLM(Ollama)をお使い下さい。 |
13. スクリプト機能(概要)
- JavaScript (Jint) で grep、ジャンプ、ハイライト、エクスポート等を自動化できます。
- AIスクリプト生成(自然言語→コード生成→実行)に対応し、失敗時は自動リトライできます。
- AI質問パネル(マルチターン/ストリーミング表示/要約/エラー分析)でログ調査を補助できます。
- 注意: AI生成スクリプトは実行前にAIが生成した内容を確認してください。
phantisオブジェクトAPI を通して操作します。- 外部通信・無制限な任意ファイル書き込みはできません。
- 詳細APIとサンプルは スクリプトページ を参照してください。
| ファイル情報・読み書き |
開いているファイルのパス、ファイル名、サイズ、文字コード、改行コード、総行数を取得できます。getLine() / getLines() / getSelectedText() で本文を取得し、
readTextFile() / writeFile() / listFiles() でスクリプト用の設定ファイルやレポートも扱えます。
|
|---|---|
| 行・オフセット移動 |
jumpToLine()、scrollToOffset()、lineToOffset() により、
行番号とバイトオフセットの両方を使って正確に移動できます。検索結果の offset と組み合わせることで、巨大ファイルでもヒット位置へ直接ジャンプできます。
|
| カーソル・選択 |
キャレット行/列の取得、指定位置への移動、行単位選択、複数行選択、現在位置からの文字数/行数選択に対応しています。 抽出した行を選択状態にしてユーザーへ見せたり、選択範囲を起点に追加処理する用途に使えます。 |
| 検索・フィルタ・Grep |
findNext() / findPrev() で前後検索、
filter() で現在ファイルの一致行抽出、
grep() でフォルダ横断検索ができます。filter() は limit / skip によるページングに対応し、
大量ヒット時も必要件数だけを処理できます。
|
| 文字列変換 |
transform() を使うと、選択文字列や抽出した値をBase64、URLエンコード、HEX、SHA-256、MD5、Unix時刻変換などに変換できます。ログ内のトークン、URL、ハッシュ値、タイムスタンプをその場で確認する簡易ツールとして使えます。 |
| 行パターン集計 |
aggregate() で、正規表現にマッチした値ごとの件数をスクリプトから取得できます。例えば user=(\w+) でユーザー別件数、(ERROR|WARN|INFO) でログレベル別件数を集計できます。
|
| HEX・表示モード |
HEX表示、CSVカラム表示、tailモード、テーマ、ウィンドウタイトル、新規ウィンドウをスクリプトから切り替えできます。readBytes() / readBytesAsHex() / findBytes() により、
バイナリヘッダ確認や特定バイト列の検索も可能です。
|
| 色分け・ブックマーク |
手動ハイライト、ログレベル色分け、ブックマーク追加/取得/クリアに対応しています。 例えば ERROR 行を抽出して色付けし、重要行だけブックマークして後から確認する、といった調査手順を自動化できます。 |
| エクスポート・UI補助 |
抽出結果をテキスト/CSVへ保存し、メッセージ、確認、入力、選択ダイアログ、ステータスバー進捗表示を利用できます。console.log() などのログ出力も使えるため、処理途中の件数確認やデバッグがしやすくなっています。
|
| プロセス情報取得 |
getCpuUsage() / getMemoryMB() / getProcessMetrics() で、
Phantis自身のCPU、メモリ、I/O、スレッド数、ハンドル数を取得できます。大容量ファイル処理やGrep実行中の負荷をスクリプトで記録したい場合に使えます。 |
| 外部コマンド実行 |
exec() で外部コマンドを実行できます。任意コード実行になるため、信頼できるスクリプトでのみ使用してください。タイムアウトや作業フォルダを指定できますが、機密ファイルの読み書きや危険なコマンドには十分注意してください。 |
| JavaScript / Jint 参考リンク |
JavaScriptを基礎から確認する場合は The Modern JavaScript Tutorial、
文法や標準オブジェクトを調べる場合は
MDN JavaScript ガイド /
MDN JavaScript リファレンス が便利です。 Phantisが使用しているJavaScript実行エンジンの対応状況や制約は Jint 公式GitHub を参照してください。 なお、Phantisスクリプトでは window / document などのブラウザーAPIではなく、phantis オブジェクトAPIを使用します。
|
APIの戻り値、引数、未オープン時の挙動、サンプルコードは スクリプトページ にまとめています。
行番号は原則として1始まり、offset はファイル先頭からのバイトオフセットです。
14. パフォーマンスと表示仕様
| 行数表示 | 巨大ファイルでは、開いた直後は改行の頻度・密度から推定した仮行数を表示し、バックグラウンド解析完了後に正確値へ更新します。 |
|---|---|
| スクロールについて | 高速スクロール時は表示を優先し、停止後に内部情報(行番号等)が追従更新される場合があります。 |
| 編集不可 | Phantis は高速閲覧向けビューアです。編集したい場合は外部エディタ連携を利用してください。 |
| Phantisプロセスモニター | Phantis自身のCPU、メモリ、Read/Write I/O、GCヒープ、スレッド数、ハンドル数を小さなグラフで確認できます。巨大ファイル表示中や検索中の負荷確認に使えます。 |
| 診断ログ | 起動引数で診断ログを有効にすると、ファイルオープン、文字コード判定、行インデックス、検索、Grep、HEX構造判定、セッション復元などの情報をログに出力できます。不具合解析用の機能のため、通常利用ではOFFで問題ありません。 |
15. 既定ショートカット一覧
| ファイルを開く | Ctrl+O |
|---|---|
| 新しいウィンドウで開く | Ctrl+Shift+N |
| 次を検索 / 前を検索 | F3 / Shift+F3 |
| 範囲検索 | Ctrl+Shift+F |
| 詳細検索 | Ctrl+F |
| フィルタパネル | Ctrl+F2 |
| 行ジャンプ | Ctrl+G |
| タイムスタンプジャンプ | Ctrl+Shift+G |
| オフセットジャンプ | Ctrl+Shift+O |
| 戻る / 進む | Alt+← / Alt+→ |
| HEX 切り替え | Ctrl+H |
| 折り返し切り替え | Ctrl+Shift+W |
| ブックマーク切り替え | Ctrl+Shift+B |
| 次のブックマーク | F2 |
| ブックマーク一覧 | Ctrl+Shift+F2 |
| ハイライト追加 | Ctrl+Shift+H |
| AIスクリプト生成 | Ctrl+Shift+A |
| AIに質問 | Ctrl+Shift+Q |
| 外部エディタ | Ctrl+E |
| 設定 | Ctrl+Shift+S |
| 最前面固定 | Ctrl+Shift+T |
| 先頭 / 末尾へ | Ctrl+Home / Ctrl+End |
| 行スクロール / ページスクロール | ↑ ↓ / PageUp PageDown |
| ファイル情報 | Alt+Enter |
16. vi/vim・lessキーマップ
- 設定 → 一般 で「vi/vim キーマップ」を有効にすると、キーマップ操作が使えるようになります。
- 同じ設定画面の「viバインドスタイル」で vi/vim と less を切り替えできます。
- Phantis はビューアなので、編集系コマンド(
i/o/ddなど)は対応していません。
| vi/vim スタイル(移動) | j/k(上下)、gg/G(先頭/末尾)、H/M/L(画面内移動)、Ctrl+F/Ctrl+B/Ctrl+D/Ctrl+U(ページ/半ページ移動) |
|---|---|
| vi/vim スタイル(検索・コマンド) | / / ? で検索開始、n / N で次/前へ移動、: でコマンド入力(:q / :q!)、m でブックマーク切り替え |
| less スタイル(移動) | j/k(上下)、f/Space・b(ページ移動)、d/u(半ページ移動)、g/G・</>(先頭/末尾) |
| less スタイル(検索・補助) | / / ? で検索開始、n / N で次/前へ移動、F で tail フォロー切り替え、q でウィンドウを閉じる |
| less スタイル(数字プレフィックス) | 20j(20行下へ)、100g(100行目へ)など、数字 + コマンドの入力に対応しています。 |
17. 関連ページ
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